アルピエル学園への入学経緯
突然変異の竜族として生まれたリーシャは、周囲の人々から希望の象徴、として扱われ、父と母からもたっぷりの愛情を受けて育った。
しかし、他の子ども達とは容姿が違うことから、「悪魔」と恐れられ他の子供達と遊んだり学校に行くことができなかったリーシャは、竜族の大人達から武芸、舞踊、技芸等を学ぶ。
長らく村の中で育ったリーシャは、いつしか村の外の世界はどうなっているのかを知りたいと考えるようになる。村の大人達に黙って村の外へ出かけたリーシャであったが、村への帰路で何者かに見つかってしまい、竜族が住む村の存在が明るみに出てしまう。
村はその後何者かによって襲撃され、大きな被害を受ける事となった。
まだ子供だったリーシャは竜族の賢者ドラカンに手を引かれ、竜族の大人達を残し、一人、村を後にする。
その後リーシャはドラカンに真紅の騎士団に入団させられる。
新しい環境でははじめての友達もでき、それなりに充実した毎日を送っていた。
そんな中でも彼女は真紅の騎士団の隊長ガハルとよく行動を共にし、尊敬もしていた。
ある日、リーシャは、隊員の一人であるボルゲインがガハルを裏切る行動を行っていることを目撃する。
リーシャはそれをガハルに知らせようとボルゲイン隊から飛び出たが、ボルゲインはリーシャを裏切り者に仕立て上げる。
ボルゲインの策略によって陥れられたリーシャは、そのまま逃げ出すように真紅の騎士団を脱隊。
真紅の騎士団に追われている最中、偶然デンジャーと出会ったリーシャは、彼からアルピエル学園への入学を勧められ、そのまま入学を決意する。
リーシャはアルピエル学園の生徒として、新たな事実や出来事を経験することになるのであった――
デンジャー先生の言う通り、戦闘能力が優秀で、
戦術科として十分に期待のできる生徒じゃ。
入学してすぐに友達もできたようで、
とても楽しそうに学園生活を送っているように見えるの。
ただ、彼女は真紅の騎士団の隊長ガハルを
今でも尊敬しているようじゃな。
ガハルに会う為に、何か企てているような仕草や
行動も見受けられるが…
今後…彼女と真紅の騎士団の間で、
厄介ごとが起こる可能性もあるやもしれん。
その時はデンジャー先生、よろしく頼みますぞ。